2011年07月02日

TechLion #2でアート・オブ・コミュニティの紹介をしてきました。

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新宿のNaked Loftで開催されたTech Lion #2アート・オブ・コミュニティの紹介をしました。その後はサイン会もしました。当日お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございます。

スライドはこちらにアップしました。PDFにしてみたらファイルサイズがなぜか200MBを超えてしまってSlideshareにアップできなかったので、SkyDriveのPowerPointアップロード機能を試してみました。

アート・オブ・コミュニティの最初の読者として

この本は、Python業界の裏人事部長と呼ばれる、@voluntas(実は同い年)と一緒に、夜中にチャットしながらオライリーの英語サイトの新刊情報を覗いていて「あ、これおもしろそうだな」と思ったのが翻訳のきっかけです。このあたりはこちらのエントリーにも少し書いています。

この本の翻訳中は常にワクワクしながら読むことができました。長期間に亘る翻訳作業でしたが、最後には「もう終わってしまうのかー、残念」という気分になりました。

本書はそのまま額面通りテクニックを利用しようとすると、いろいろ障害があります。プレゼン資料でも紹介していますが、地元の仲間でちょっと集まって読書会をするようなレベル1の人から、世界をまたがるようなコミュニティを運営するレベル99の人向けまで、さまざまなアドバイスが満載です。自分の身の丈に合わせて読み替える必要はありますし、自分でそのアドバイスの方向性に合うアクションを考える必要も出てくるでしょう。

例えば、一番「これって今は不要な気がする」と言われがちなBuzzの説明のところであっても、イベントの開催の告知、イベント運営の協力者募集やら、発表者募集(CFP)など、多くの人の注目を集めたいということはたまにあります。あそこまで念入りに準備して、ティザーサイトみたいな仕掛けを作らずとも、ベースとなるサイトを作って、URLをTwitterで紹介してRTしてもらったり、ブログに貼るバナーを作って宣伝してもらったり、ということは普通に行います。Buzzというのを明確に意識する必要があるのはレベル50以上ぐらいだと思いますが、そうでない人もそのベクトルの活動は必ず行っています。

「使い方はあなた次第!」というクルマが日本ではあまり売れないのと同様、手段をどんどん考えて活用していける人は多くはないかもしれませんが、複数人でコミュニティを運営する際のベースの知識として読み込んでスタートラインを合わせるのが良いと思います。

ちなみに、この本はコミュニティを運営する側の人たちのための本です。参加したい人には「つまみぐい勉強法」がオススメです。ですが、何かを勉強したり、何かを好きになったら、一緒にその技術を高めたり、広めるための仲間とコミュニティを作ったりということは良くあります。勉強会カレンダーでみかける勉強会の多くはそうやって作られたものだと思います。今後ふとしたきっかけで日本を変えようと立ち上がりたくなったときのために、あらかじめ行動の仕方を学ぶのは良いと思います。

既にコミュニティを運営していて、何か(忙しい人など)がボトルネックになって活動がスムーズに流れていないな、と感じている人は速攻アマゾンでクリック!

組織論としてのアート・オブ・コミュニティ

アート・オブ・コミュニティのもう一つの読み方には、組織論として読む方法があります。アート・オブ・コミュニティで語られる組織は実に魅力的です。みんなで同じ目的を共有し、それに向かって一緒にがんばる。同じ志の人が集まりやすいように土台を作っておく。コミュニケーションがスムーズに流れるようにして、一緒にお祭り騒ぎをしつつ周りを巻き込む。完全実績主義。

マネージャ、グループリーダーなどの肩書きの方は、この本に目を通してみると組織の足りない部分と、どうやってそれを良くしていけばよいのか、というヒントを得ることができるでしょう。

会社も転職が当たり前になり、コミュニティ活動を通じて知り合った人が、「あれ?お久しぶりですね」と会社に転職してきて久しぶりの再会をしたりする昨今です。企業も帰属するという考え方の時代は変わり、企業もコミュニティらしくなってきています。プロジェクトXみたいな状況になった時点で優秀な人(よくオファーを受ける人)からいなくなって組織が骨抜きになるということもありえる話です。21世紀の企業の方法論とコミュニティの方法論が一緒だとしてもおかしくないです。

一番大事なこと

当日の発表では、一番最後の一番重要な部分を紹介することができませんでした。ぜひ、楽しい職場で働いてみたい人はDeNAとかに転職するというのもいいかもしれないですよ?気になる方は yoshiki@shibu.jp までお知らせください。ヒミツは厳守しますよ!

Tech Lionは今後も開催されます

Tech Lionは今後も定期的に開催されるようです。なかなか濃い話がもりだくさんでした。次回は9月と言っていたような気がします。まだ参加されていない方はぜひご参加を。

posted by @shibukawa at 14:18 | Comment(168) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - TechLion #2でアート・オブ・コミュニティの紹介をしてきました。
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