
Kindleを買ったという件はすでにブログには書きましたが、先日、会社の組合の合宿?で長時間バス移動があったので、Kindleを持って行きました。結果は大正解でした。
字の大きさが変えられるよ!
僕は乗り物酔いには弱く、トヨタのカローラなんかは、自分で運転していても酔うぐらい(先代と現行の両方)です。ホンダ車は大丈夫だけど。電車で本を読むのはまぁできるんですが、バスだと確実に酔います。15分が限度。でも、Kindleの場合には、2時間ぶっつづけでも問題なし。すばらしい。一番のポイントは文字サイズが大きくできることと、電子ペーパーなので目の負担が小さいことだと思います。酔うメカニズムとか、よく分かっていないけど、頭が思っている以上に視界がぶれると酔うとか聞いたことがあるので、バス特有の細かいディーゼルエンジンの振動あたりが原因で、字が振動してしまうのが問題なのかな、と思ってます。それでも、Kindleで字を大きくすれば大丈夫。字がはっきり読めます。これでバスでも本が読めます。
これが小さい字。普段はこのサイズで読みます。本のサイズに一番近い感じ。小さくても、読みやすいです。電子ペーパーステキ。写真ぼけちゃったのもあって、そこが伝わりにくいのが残念ですが。

これが酔わなかった時のサイズ。6段階のうちの上から3番目です。

普通の本だと文字の大きさの変更はできないからね。Kindleならでは。目がちょっと悪い人にもいいかも。でもでも、Kindleのすごさはまだまだこれからですよ!
音声読み上げ機能がすごい
で、帰りも絶好調で読んでいたけど、2泊3日の疲れもあったので、読み上げモードを起動してみました。すごいね、Kindle。合成音声とは思えない品質。ピリオドの部分とか改行の感覚が狭くて文章がつながっちゃっているな、という部分はたまにあるけど、URLとか固有名詞の読み上げもばっちり。ErlangとかC++とか、一般人だと読み方知らないだろうな、という単語も読んでくれるとか。The Art of Communityの一部を音声にしてみました。どう?どう?すごくない?女性・男性の声が選べて、速度も3段階選べます。Kindleの画面で文章をおっかけながら、耳で英語を聞く。これって最強の英語の学習ツールなのかも?自分の好きな話題が選べるし、新聞を購読したら、最新のニュースだって耳で聞けちゃう。テキスト付きで。
ということで、PCで録音してアップしてみました。ゆっくり音声です。ヘッドホンとかで聞くと機械っぽいところも目立つけど、Kindleにイヤホンつないでバスの中とかで聞いていると、「うぉっ!」となります。
こっちが速い音声。この中間もあります。僕は集中力が弱いので、「さ、英字新聞を読もう!」と思っても、半分ぐらいで飽きてしまうのですが、強制的に音声に合わせて読んでいると、結構長時間でも読んでいられます。単語を引かないでどんどん読んでみよう、英語脳を作ろう、という学習方法も世の中にはあるので、それには最適です。なにせ日本語フォント入ってませんから。標準では。
原文はこちら。Creative CommonsのThe Art of Communityからの引用です。
原文(The Essence of Community)
On February 26, 2004, three friends and I released the first episode of a new audio show called LugRadio (http://www.lugradio.org/). Although LugRadio will be featured extensively in this book as a source of stories, all you really need to know about it right now is that (a) it was a loose and fun audio show (a podcast) about open source and free culture, (b) on that day it was entirely new, and (c) we had absolutely no idea what on earth we were doing. Radio personalities across the world were not exactly shaking in their boots.
翻訳4>
2004年の2月26日に、3人の友人と私で、LugRadio(http://www.lugradio.org/)と呼ばれる、新しいオーディオショーの最初のエピソードをリリースしました。LugRadioに関しては、本書の中の多くの箇所で、ストーリーの元ネタとして登場してきますが、この時点で読者の皆さんが知っておくべきことは以下の3点です。(a)オープンソースとフリー文化に関する、ゆるくて楽しいオーディオショー(podcast)であり、(b)当時としてはとても画期的で、(c)地球上で我々がどのようなことをしていたのか、完全には理解していなかった、ということです。世界中のラジオのパーソナリティーはまだこの恐怖を感じて震え上がるということはありませんでした。
いつでも、どこでも本が買える
Kindleには通信機が入っているので、いつでもネットに繋がって本が買えます。通信費はAmazon持ち。新聞のオンライン販売もあります。日本からはYomiuri Onlineが参戦。USの新聞は40種類あります。マンガとか、気軽に消費できるコンテンツが増えれば流行る気がするな。
今住んでいるところは電車がなく、会社の通勤バスだけ通っているのだけど、「酔って本読めないしなぁ」とバスは敬遠していました。でも、Kindleがあれば、「いつでも読書」時間が増えるので、生活変わるかも、と思います。車でも、イヤホンジャックの出力を車内オーディオで再生すれば、どこでも音声で聞けるしね。
ちなみに、この凄さを早く伝えようと「Kindleすげーよ」とTwitterに書き込もうとケータイをいじったら、それだけで酔いかけてしまったのだけど。