オブラブ参加してきました〜。LTだけじゃなくてRTにも参加してきましたよ。僕も今回は尾関さん同様、休みを取りましたw だって最近渋滞がひどくてたどり着けない感じがしたので。ま、まずはLTのスライドでもどうぞ。
始まる前に接続テストでプロジェクタにトップページを表示していたのに、角谷さんが顔色一つ変えずに、黙々とプロジェクタの調整をされているのを見て、「今回は負けた」と思いましたw 表紙のフォント、配置、丈夫の謎の黒いバー、そして強烈に遠近法を感じさせる背景写真。ちょっぴり(15分のほど)がんばったのに〜
今回はね。タイトルだけ最初に思いついてね。それから内容を埋めていきました。本当はベスト30ぐらいから発表したかったんですが、それをやってしまうとそれだけで終わってしまうので遠慮しておきました。マイブームだったランチェスター経営とかね。それはまたブログに書く予定です。
まずはスタッフの皆さん、お疲れ様でした。今回はすごく手作り感がいっぱいで、個人個人の気持ちで運営されているのが伝わってきました。飲み会の後に「荷物はタクシーで永田家へ運ぶ」とか話をしているのを聞いてしまい、とことんボランティア精神で運営されているんだなぁと強烈に伝わってきましたw
LTの気づきを
- シグネチャ。趣味名刺は2ヶ月ごとぐらいにアップデートしているので、そこに入れておくのもいいかも、と思いました。
- Hudson。ツールを便利にすると犯人捜しになる、というのは新鮮。気をつけよう
- Agileが衰退というのはそういう意味だったか。「楽しくやろうぜ」だけだと堕落するもんね。ハイ・コンセプトについては同じ本を読んだけど、気にしているところが違って面白い。同じ本を読んで読書会をすると気づかなかった所も教えてもらえてたのしいかも、と思いました。
- xUnitにデバッグ支援が重要というのはAgree。PySpecもテストケースごとにコンソール出力を分けて収集したりしていました。究極のprintfデバッグ環境を、というコンセプトを掲げたまま6ヶ月ばかしフリーズしてますが。
- 分散・・・制約理論的に考えると、多様性を認めたことによる弊害をツールを使ってごまかすというのは悪な気がするが・・・どうなんでしょう?
- Agileプラクティスはぜひ顧客に適用した成果を聞きたいです。
- そして「初めてのLT」は強かったですね。ああいう共感を呼ぶ系は僕には無理だな。全力で技術に走ってしまうので。
XPの10年間のふり返りは色々懐かしい話を思い出しました。いやぁ、懐かしい。終了後にちょっと思い出したんですが、福知山線の事故で亡くなられた石井さん。その石井さんの成果をあのタイムラインに整理して並べたいなぁ、と思いました。あと、コーバーン来日でKPTが紹介されたのが、空前のふり返りブームの先駆けだと思っているのですが、どうなんでしょうか?
自分のスライドについての感想と、伝えたかった気持ちもフォローしておきます。Fortranプログラマに呼びかけつつ、実はあなたに呼びかけているんですよ、という刷り込みみたいなプレゼンにしたかったけど、そこまでの完成度を出せませんでしたね。あと、研究者向けからプログラマの教養としての言語と繋げるあたりはかなり無理矢理な気がしてます。
The Zen of Pythonの僕の訳もまだまだいまいちな所が多いです。うまい日本語にするのは難しいです。Web上にもいろんな訳があがっていますが、是非とも、みなさん辞書を片手に「俺流Zen of Python翻訳」に挑戦してみてください。
The Zen of Pythonを読めば読むほど「DSLだよ」みたいな今の流れって「本当に正しいの?」という気になります。オブジェクト指向も、僕が初めて触れた C++では、演算子のオーバーロードもあって「組込型が自分で作れます」というふれこみだったのを覚えています。たしか技術評論社の本だったと思います。複雑な処理も、普段の数値演算程度のシンプルな、C++プログラマなら誰でも使える形態として書けるようになる、というのが魔法のように感じました。C++というドメインからは離れず知識を増やさずにできることを増やす、という方向性ですね。僕のオブジェクト指向の理解はそこから出発しているので、演算子オーバーロードができないJavaのオブジェクト指向は「C++より劣る」と思っていたし、PythonやRuby(Rails以前)にすごく惹かれたんだと思います。今回、一番にいたかったのはここかな。
あ、そうそう。記事中に上げた、膚(はだえ)の下もマジオススメです。ちなみに、「あなたの魂に安らぎあれ」「帝王の殻」に続くシリーズの完結編ですので、そちらの2冊も読まれるのをオススメします。といっても、内容は独立しているので、どの順番に読んでも大丈夫ですよ。
最後に、「ドラ娘」という言葉が誕生してから、オブジェクト倶楽部の雰囲気がちょっと変わった気がしてます。しかも、最近ますます「ドラ娘」という言葉が一つのブランドとしてソフトウェア業界に定着しそうな勢いの活躍ぶりです。将来は水戸黄門みたいに「何代目ドラ娘」とか言われるようになって、業界に長く語り継がれる存在になるのか・・・
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