三越が買収されるというニュースが先日流れましたが、今日の日経新聞によると、買収(正確には、買収するのは他の会社で賃貸するらしい)のはヤマダ電機とか。池袋に行ったことがある方はご存知の方も多いと思いますが、三越のあるところは既にビックカメラ2店舗と、ヤマダ電機の既存店のある地域。そこにさらに1店増えるわけです。新聞には電機にプラスして、食品やドラッグストアを扱うと書かれていますが、父親とヤマダ電機がどんな戦略で来るのか話をしました。
前提として考えるられるのは、やっぱり今のヤマダ電機は苦戦しているんじゃないか、ということです。ビックカメラに近いとはいえ、駅からは遠い立地。同じモノを買うにしても、お客はかならずビックカメラの前を通るわけです。「最初にビックカメラも見ようかな」となることは大いに考えられます。
一番気になるのは既存店の扱い。「ちょっと見てみようかな」とか一般大衆向け商品(コンパクトデジカメ、テレビ、ケータイ)は駅に近ければ近いほど有利なはず。その点では新店舗は強いはず。駅から出ると視界に入るしね。既存のビックカメラと客足の方向を分かつことができるのはメリット。それなので、余計に気になるのは既存店舗の役割。
先日読んだランチェスター経営の本によると、立地の悪さを克服するには、何か鋭いピンポイントな特徴をのばす、というのが一つあります。ようするに××専門店、みたいな感じにすると。
ぱっと考えられるのはデジタル一眼レフのような高額商品。ステージみたいなのを設けて、毎週アイドルやレースクイーンの撮影会みたいなイベントをする、というのはありかも。カメラに付加価値を付けるという意味で。安直だが効果は高いはず。僕はだまされないけど。
輸入物とかも含めて総合的に扱うゲームのお店とかもあるかな?最近はXboxもPS3も、海外だけで出ている(or海外で先行発売)の話題作というのも多いです。秋葉原にはその手のお店もあるけど、山手線の西側では珍しいから多少遠くても目立ちそうな気がします。
それ以外で考えられるとしたら、足形測定から運動のコースの提案まですべてやってくれるコンサルティング型のスポーツ用品店とかかなぁ。本屋は既に強豪がそろっているから無いだろうな。屋内型テーマパークもサンシャインに既にあるしね。
もう一つ考えられるのは、広いスペースを生かして、家具と家電をセットにして、モデルルームみたいな感じで展示販売。家具や家電がまとまって売れるチャンスというと引っ越しや結婚というイベント。家具だけで100万前後の買い物になるそうです。リビングにしても、ソファ、テレビ、テーブル、HDDレコーダー、ホームシアターなど、両方が組み合わさって一つの空間になりますからね。広さ別に家電も含めたいろんなリビング、寝室、キッチンなどのレイアウトを提案する空間になれば、多少遠くても来てくれるような根強い客層に支持される売り場になるんじゃないかな?家具だけで100万なら、家電を組み合わせれば150万以上の客単価になるはず。クルマのディーラー並ですね。
何にせよ、池袋が活発になってくれればいいよね。ウツノミヤの玄関口として!ま、そんな話も↓スキッパーには関係のない話ですけどね。
posted by @shibukawa at 00:00
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