用語解説シリーズ第二弾です。今回はソーシャルネットワークって何?です。
最近、mixiなどでソーシャルネットワークというものをよく見かけます。ソーシャルネットワークというのは今までのネットワークと何が違うんでしょうか?
今までも、インターネット上で、プロフィールを公開したり、グループの掲示板や、日記を書いたり、メール交換をすることはできました。インターネットは匿名の社会なので、掲示板を見に来たのが誰か、コメントをつけた名前が本当かどうか、メールが本人かどうかを確かめる方法はありません。ましてや、日記にコメントを付けてくれた人が、昨日メールをくれた人と同じかどうか・・・名前などで推測するしかないですよね?メール、日記、ホームページのプロフィール、それぞれがバラバラに存在していたのが今までのインターネットです。それぞれのシステム間の連携はあまりありませんでした。せいぜいHTMLのリンクでつながる程度です。

それらの仕組みがぎゅっとつまったのがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。
SNSは「個人」をきちんと扱う仕組みを持っています。メールをくれた人と、日記を見に来た人が同じ人であるかどうか判断できます。これは当たり前のように見えて、インターネット上ではすごいことです。インターネットは仮想世界ですが、SNS上ではRPGっぽく、もう一人の自分を作って、そうれを操作するように行動します。その一人が自分のプロフィールを書き、日記を書き、知り合いを作り、もしくは昔からの友人を見つけ、メールを出して交流したり一緒に趣味のグループを作ったり。インターネットの仮想空間の便利さと、現実世界の分かりやすさを足したものがSNSであるといえます。社会の縮図のような世界をインターネット上に作っているのでソーシャル(社会)ネットワーキング、というわけです。

そのソーシャルネットワーク上でどのような自分を作るのか?本名を出して、現実世界と変わらない交流をする人もいます。あるいはサークル仲間だけに通じるニックネームで交流する人もいます。
どちらであっても、グループで趣味の話をしたり、遠くに住む人と情報交換をしたり、趣味の仲間を広げたり、交流するのに役立つ機能がたくさんついています。mixiなら、今聴いている曲名をリストにして友人に知らせたり、ニュースについて意見を言い合ったり、さまざまな交流のための仕掛けが組み込まれています。
第一弾:プログラムって何?