コンピュータ業界の用語というのは一般人の人には難しいらしいので、たとえ話を使っていろいろ解説してみるシリーズです。そのうち出版社からオファーが来ることを期待して・・・第一弾は「プログラムって何?」です。
パソコンのプログラムと似たようなものは人間も持ってます。人間ってみんな同じように生まれるけど、育ち方によって全然違う人になりますよね?例えば、犬を見たときの反応。
- 怖いと思って立ちすくんでしまう
- かわいいと思って近づいて撫でる

2人とも同じモノを見たはずなのに、反応がまったく違う。この反応を決めるのがプログラムというわけです。脳というハードウェアの上で動きます。それ以外にもピアノで考えてみます。
- 渋川よしきという人間は同じ人間なのに、合唱の音取り程度しか弾けない。音楽を作るなんて論外。
- モーツァルトはピアノがあれば、すごく繊細な音楽を作ったり奏でたりできる。

これもピアノをうまく操るプログラムを持っているかどうかの違いです。人間は、訓練したり、カウンセリングを受けたり、日々の生活で徐々にプログラムを書き換えたり、付け加えたりします。なかなか簡単には行きません。
パソコンも同じです。ユーザは同じようにマウスやキーボードを操作しても、きれいな資料を作るプログラムがあったり、ゲームのプログラムなんかもあります。パソコンの世界では、このように、何かしらの情報を受け取って、何かを出力するものをプログラムと呼んでいます。

パソコンの場合は、人間と違ってプログラムをぱっと追加したり、切り替えられます。ゲームをするパソコンはゲームしかできないということはありません。ここのプログラムをインストールすると、自分でプログラムが作れるようになります。