
読書会に初めて参加してきました。いろんな面白げなセミナーを色々開催しているめんたねの読書会です。使う書籍はアンコモンセラピー
![[読書会]アンコモンセラピー](http://farm4.static.flickr.com/3364/3194315776_da6ae43490.jpg)
今回あつかったのは2つのケースです。エリクソンは場合によっては家族全体をユニットと考えてセラピーを行っています。人間関係というものも重要なポイントですからね。最初のケースは、娘の交通事故に対して、親が事故の訴訟を繰り返し、娘は怪我が直ったはずなのに痛みを感じ続けているというケース。ここでの学びは「体は都合が良い場合は病気にもなるえる」ということですね。病気を引くことで自分に責任がおよぶことを回避できます。おいしい面もいくつかあるのです。ここでのすべての人を受け入れる姿勢を出して、母親の反発を回避する会話術とかはすごいです。また、「努力して欲しい」という願望が、しばしば「苦しんで欲しい」と、メッセージが変化してしまうこともある、というのも盛り上がった話題です。
![[読書会]アンコモンセラピー](http://farm4.static.flickr.com/3084/3193472723_dc729c935d.jpg)
つぎのケースは子離れしない親の話。これもいくつもポイントがありましたが、一番盛り上がったのは「私にすべてをまかせてください」というケース。最近は「俺が幸せにしてやる」と言える男が減ったよね、という恋愛話に発展。社会情勢で将来が安定しないというのも理由の一つですが、僕が思うのはもう一つ。最近、「自分に甘くて人に厳しい」態度というのが一般化しつつある、ということです。ニュースを見ても、ものすごく厳しい視線がテレビに出ている人に注がれています。約束を破るということに関するペナルティーがどんどん厳しくなっています。「俺が幸せにしてやる」などの大言壮語をおおらかな目で見てあげる、そんな世の中になったらいいな、とふと思った勉強会でした。
本そのものの学びもそうですが、そこから派生して色々な所に話題が広がる、面白い読書会でした。