2016年12月20日

passiveな#kaneの話

これはPySpaアドベントカレンダー2016の20日目のエントリーです。19日目はPySpa界で圧倒的な存在感を誇るしうまちでした。

知人にジブラルタ生命の人がいて、その人の紹介で契約件数でトップの方を紹介してもらい、保険の見直しをしました。

渋川家の戦略

ゲームでも投資でも勝ちに行く、負けないようにする、この2つのどちらを選ぶかで指し手は変わってきますよね。 節税とかあんまりわからないし、投資で大儲けとかも興味ないというか、お金のこと考え続けるのはあんまり好きじゃないタイプなので、 基本路線としては、家族全員が路頭に迷わない==負けない方向で考えています。 勝つ方向に興味ある人は、r_rudiさんの #kaneの話 の方が面白いと思います。

会社でサポートされるケースも多くあります。昭和からある大企業に努め続ける前提なら、退職金とか会社の提供する財形とかいろいろあります。 該当するならそれに乗っかってしまえば考えることは少なくて済むでしょう。関東IT健保に入っていれば医療保険もいらないです。 でもまぁ、同じ会社に入る続けるかどうかも分からないし、大手に入っても業績が安定しているとは限らないし、年金は出ないという前提で、自衛のために生命保険でバックアップを組むことにしました。

嫁の医療保険は、お義母さんが入ってくれてくれているのがありましたが、それも今回引き取って、こちらで全部やるということにしました。

生命保険とは

掛け捨ての方はおいといて、貯蓄性の生命保険は金融商品としての基本特性は

  • きまった期間以上(60歳とか)継続してお金を入れ続ければ増えて帰ってくる
  • 途中解約すると返ってこない
  • 途中で契約者の身に何かあったら、満額払ったのと同じ扱いになる

最後のポイントが他の金融資産と大きく違うポイントですよね。年金を作る手段としては401Kとかいろいろありますが、家族や子供がいるならメリットが大きいですよね。 ただし、税金の控除の枠はそれほど大きくないので、すぐ限界にいっちゃいます。減税メインで狙うなら401Kとかの方がいいんですかね。 金融機関目線だと、引き出しにくくするデメリットを課すことで資金がプールされて、それで契約者の事故や病気などの統計的に見積もれるリスクをコントロールできる金融商品ということになるかと思います。

生命保険は人生の各種トラブルの確率と統計を元にしたビジネスなので、基本的には保険会社の商品によって何処のリスクを多くとるかでパフォーマンスが変わります。 自分の生活とか加入時の状態や時代に合わない商品もあります。 「誰でも入れる」というのはリスクが高い人もサポートするということで、リスクが低い人にとっては損、みたいな。最近話題になっている手数料の問題とかもあったり、金融機関の取り分の多い商品というのも確かにあります。 今時だと60歳までに死んだり、病気になる人というのは割合的には多くないらしいのですが、60歳で保証が終わってしまうやつとか。

ちなみにリスク・コントロールに関しては今は契約者側に少し分があって、遺伝子検査で病気の成りやすさを見ることができます。弊社のMY CODEとか、それ以外にもいろいろあります。比較したわけではないのでどれがいいかは分かりませんが、今のところ、遺伝子検査の結果を保険会社が参照してはいけないということになっているので、ユーザ側がオトクな保険を選ぶ基準にできます。掛け捨て保険ぐらいならいらないかもしれませんが、住宅ローンで三大疾病オプション、八大疾病オプションをつけるとか、年金機能もつけた年数十万以上の保険をかけるなら悪くない投資だと思います。僕は検査結果を見て住宅ローンは団信だけにしました。

いくつもの商品を組み合わせて自分用にポートフォリオを組むのは保険を知り尽くしていないと難しいので、詳しい人にお世話になったほうがいいです。

ちなみに保険が役に立つ時というのは、契約した保険会社のフローをいかに効率よく回すかということになるので、なるべくそこに近い人の方が融通がきくっぽいです。 正社員の人に今回お願いできましたが、別の(アフラック)で専属営業している方に長らくお世話になってきましたけど、そちらも悪くはなかったです。まあ同じような保険のおばちゃんでも保険金降りるまで何度もやりとりが必要だったことがあるので(嫁の方の契約)、人のスキル差によるところもありそうです。

あと、心の病で心療内科にかかったりすると回復するまで入れなかったりしますし、女性は妊娠するといろいろ契約上ペナルティがあります。妊娠すると1/6以上の確率でおきるといわれている流産の後処置、あるいは帝王切開でも手術を受けた扱いになってしまいます。 健康な時、結婚した直後、あるいは子供が生まれたなど、家庭環境が大きく変わったときが見直しのポイントですよね。

ところで、今年はポリティカル・コレクトネスに注目が集まった1年でした。ポリコレ棒なる言葉が使われるようになったり。SHOW BY ROCK!!というサンリオのIPがあるのですが、ポリコレの視点で考えるとなかなか興味深いです。基本ケモナーだし、世の中のありとあらゆるフェティシズムを考えられる限り詰め込み、腐男子も腐女子も平等にサービスしようとする姿勢は素晴らしいですね。趣向の違いを封じる方向性ではなくて、お互いの趣向の違いを最大限に尊重する、そういうポリコレが広まってほしいものです。進化させると巻き髪がほどけるシアンと垢抜けていくウワサノペタルズにはちょっと納得はいかないですが。

必要な保険

どのぐらいの生活がしたいか、生活スタイル・・・等で必要な額は変わります。あとは個人年金ですね。 老後に必要なお金は3000万ぐらいって言われていますよね。生命保険で補償してもらいつつ、最終的にそのぐらいが残る貯蓄型の保険プランが必要なプランということなります。 国の年金が出なくなっても、まわりの人達よりも平均して貯蓄があれば物価下降があって相対的になんとかなるでしょう。

今回の営業の方に教わったことの中で「なるほど」と思ったのは、必要な額はどんどん減りますよ、ということ。10年後であれば、10年分の生活のコストはすでに払い済みと考えられます。 それに従って、経年で補償額が減るようなプランを組めばムダがないですよ、と。

リスクとしては死亡よりも、働けなくなることの方が大きい、ということも教わりました。遺族年金とかもらえるんでしたっけ。働けない方が病院の費用とかがかさみます。すぱっと死んでしまったほうが家族には負担が少ないと。 ということで、働けない時のサポートの保険は就業期間中は必要です。

あとは子供関係ですよね。学資保険的なもの。子供にかかるお金って小学校ぐらいではすごく低くてそれから増えていきますよね。東京都だとだいたい医療費も中学卒業までは所得制限もなく無料です。 定額でお金を入れていく学資保険ってあまり実体に合わないというか、余裕があるうちにぶっこんでおきたいところ。 小学校入学前は、幼稚園、認可保育園、認可外保育園など、条件によって大きく変わってきます。あとは習い事事情ですね。

子供の医療に関してはめっちゃお世話になっているし、もうしわけないのでふるさと納税はしてません。いや、今住んでいる区にふるさと納税してもいいんですけどね。感謝状くれるらしいです。

もちろん、共働きであれば必要性はだいぶ下がるでしょう。知り合いでもフィナンシャルプランナースキルがある共働きの人は投資信託や401K中心の人が多いです。ただ、共働きでも何かあったら分業していた家事の分担が減り、子供の世話やら何やらで仕事に取り組める時間が減ったりというのもあり、まったくいらないということはないはず。病院通いが必要など、配偶者に負担がかかる状態になってしまう確率もゼロではないですし。

中古の一軒家

家も保険のポートフォリオの一部です。僕が死んだ後は団信のおかげでローン残高はゼロになりますしね。住居費がかからなければ死語必要な金額は大分減るので必要な補償額もだいぶ減ります。 ローンを払い終わっていたら生命保険としての役割はなくなりますが「自分が死んだら家を売って金を作る」手段になります。

家の値段って、知っている人からすればほぼ推定できちゃうものなので隠してもしょうがないので書いておくと4000万ぐらいです。築14年の一軒家です。 木造建築は27年で評価がゼロになるらしいので買った時点で上モノは半額バーゲン。おそらく新築時5000万ぐらい予想で、だいたい最終価格3000万ぐらいになる予想。

10年スパンぐらいで考えたら、5-10年落ちの駅チカマンションの方が価格下落も少ないし、 売りやすいと思いますが、一軒家は土地代だけになれば時間による低減はなくなります。 ローン残高が3000万切れば、今後は「ローン返済」ではなくて「売れば返ってくる土地に貯金」というイメージ。 賃貸で家族5人の広さの家を借りると15万以上とかになるし、駐車場付きでそれよりも遥か少ない月々の支払い額なのでだいぶ助かります。 ワンルームとかを別にすれば、賃貸と比較すると同じ金額で広さが2倍 or 同じ広さで金額は半額という実感。

家の売りやすさは考慮しました。あまり小さい狭小地は櫛形の土地だと建て替えもままならず売れないということで除外。ハザードマップ的にも安心な小高い丘の上。 古くからの神社や寺が残っている場所は安心(ymotongpoo談)というアドバイスも参考に。子供が多い地域で通り抜けの車も少ない静かな場所です。 あまりに地方だったりすると売ろうにも売れずに大変という話は聞きますが、人口減少して居住区域が縮小していってもまあ大丈夫でしょう。転がして儲けようという感じではないので。安くしてでも売れればOK。 副都心線で渋谷まで一本だし、外環が東名まで開通したら車の移動もラクになりますしね。

ところで、艦これの映画が今上映されているようですね。艦これのアニメが放送された時は「父兄参観のようだ」と言われました。放送されたSHOW BY ROCK!!のアニメをたまたま見たのですが「忍迅雷音、10話ぶりに出た!」とかやはり父兄参観という感じですね。Free To Playのゲームは課金してもらう機会を増やすために大量のコンテンツを投入します。SHOW BY ROCK!!も二期アニメでは歌を歌う主要メンバーだけで、7バンド25人もいます。12話300分を平等に分割すると1人10分です。キャラクタが画面に出ない回も多く、出てもしゃべらないとか。Free To Playゲームのアニメ化は今後も続くと思いますし、「尺が短い」などの話も出てくると思いますが、今季は落ちたアニメも出て制作現場はますます厳しいそうですので、ひとまず動く絵にしてくれただけでも感謝です。

最終的に入った保険

年額で100万円以上です。多いですか?あと30年で3000万貯めるなら、今時は派手に利子もつかないし、単純計算で100万です。子供の学資保険的なものもあったり、いろいろあるので単純な割り算ではないですがそのぐらいです。 アフラックで入っていた保険も「これは条件がいい時に入れたものだから残したほうがいい」と言ってくれるような営業の方だったおかげで、安心感はだいぶありました。

とりあえず、目の前の住宅ローンと、その保険の月々10万ぐらいをがんばってはらってさえいれば、将来のことはそれほど心配しなくていい、というのはいいですね。 その日暮らしだと日々お金を数えないといけない。贅沢したいわけじゃないし、寿司は回っててもいいし、むしろビッくらポンの方が子供がうれしい。僕が仕事してお金を稼ぐのは「お金の心配を頭から追い出すため」です。 そしてその空いた頭で、本を書いたりしたい。論文を読んで実装とかもしたい。来年は処理系とかも作ってみたいです。

生命保険の計画は安心をどのように得るか、という計画なんだなってのがすごい実感できました。

明日はchezou氏です

ところで、今嫁がプライムビデオでウルトラマンネクサスの11話を見ているけど、これお子様向けなん・・・

posted by @shibukawa at 01:20 | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - passiveな#kaneの話
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