昨年からぼちぼち書いていた技評の勉強本こと、IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」
が、早いところでは来週あたりから本屋に並びはじめます。GWを挟んでしまうため、正式には5月7日発売となります。イラストを描いていただいた、さをんさんには先にブログで紹介頂いていますが「タイトルこそIT業界向けになっていますが、内容は分野問わず活用出来るものになっています」とコメント頂いています。ありがとうございます!ちなみに、さをんさんのイラストはこちらの業界でも評判で、イラストを見た数名の方から「もっとイラスト見たい」「少ない」との声もありますー。
どんな内容になったのか?
さて、紆余曲折ありましたが、最終的に本書がターゲットにしている人は、これからIT業界に入る人だったりとか、入って数年の人です。仕事で必要な範囲というのは大抵(イヤイヤでも)やると思いますが、そうでない部分も含めて積極的に勉強を楽しんだり、勉強会に参加したりという人になるのがゴールです。ということで、僕の知り合いの人はほとんど対象外というw なるべく流行に流されないような内容になるように心がけていますし、この境地に達した人たちから、新入社員に手渡して読んでもらう、と、そんな風に読んでもらえたら、というのが理想ですね。2〜3ヶ月の研修(大手の場合)が終わったタイミングとかで贈答用にどうぞ!
内容的には、自分から土日や祝日まで勉強会に参加して、会社の枠を超えて同業の人と積極的に交流したり、オープンソースで開発をしたり、イベントを主催したり、全力でIT業界を楽しんでいるような人たちをモデリングして、「実際、どういうことをしていけばそうなるのか?」「どのように時間を使っているのか?」などを解き明かした内容になっています。もちろん、解き明かすだけではなく、そのようになるための方法として、幅広くプラクティスの形にまとめて一冊の本にしました。
今活躍している人も、必ずしもエリート学生だったという人ばかりではありませんし、専門がITじゃなかった人も数多くいます。言葉としてはスキじゃないけど、「文系プログラマー」という言葉もありますが、元文系で大活躍していて、尊敬している人もたくさんいます。だから、今からでも遅くはないんです。50歳でも遅くはないことがとちぎRubyで証明されていますが、大切なのは、「楽しく勉強するということを知っているかどうか」です。中には、学生時代よりも本などにお金を使い、勉強も数倍一生懸命している、という人たちもたくさんいますよね?そのような人たちの技のエッセンスを言語化したのが「つまみぐい勉強法」です。
もちろん、目の前の仕事をおろそかにしては、勉強をいくらやっても発揮する場はありません。本書では、仕事をうまくこなすための学習(守りの学習法)と、自発的に行って行く学習(攻めの学習法)、そして、勉強会の3本の柱で構成されています。また、それらを補助するトピックとして、タイプ別の攻略法(偶然大河ドラマとかぶりましたが)と、家庭を持っている人の話しをまとめた章を追加しています。通常の学習書は、著者の成功パターン紹介なので、著者とウマが合うかどうかが問題になりますが、統計的に実績のあるエマジェネティックス
をベースにして幅広くリーチできる方法を提案しています。また、家庭を持っている人が具体的にどう両立しているのか、アンケートを通じて集めた生の声をなるべくそのまま収録し、今まであまり語られてこなかった側面にも光をあてました。
謝辞
本書は、数多くの方々のご協力がなければ実現しませんでした。この場を借りてお礼申し上げます。
まずはのべ300人もの人からアンケートや直接のインタビューなどで様々な声をいただきました。勉強会にかける思い、家族への感謝のメッセージ、こうなりたい!という夢とか、さまざまです。残念ながら紙面の都合で入りきらなかった項目もたくさんあり、今後も機会を見つけて、業界発展のために活用させていただきたいと思っています。LINDさんをはじめ、多くの方々がアンケートの依頼のメールを多方面に転送してくれたり、オブジェクト倶楽部の事務局の永田さんのおかげで、想定以上の「声」が集まりました。ちなみに、ご協力者への献本の当選の発表は、商品の発送をもってかえさせていただいておりますのでご了承ください。現時点で連絡が行っていない方は(ry
次に、座談会というカタチで濃い話を3時間にもわたって繰り広げてくれた、吉岡さん、牛尾さん、懸田さん。どうもありがとうございます。ちなみに、この座談会の様子は書籍に収録しています。「DEC」とか「Alpha(CPUです)」とかの言葉も飛び出すような内容で、玄人な人にも楽しんでもらえると思います。そして、インタビューに快諾してくださった、咳さん、米澤さんにもお礼申し上げます。また、連動Webにも掲載させて頂いた、佐藤治夫さん、岡野さん、文殊堂さん(モン様)にも御礼申し上げます。インタビューなんかは、本書に入れられたのはごく一部で、幅広い話題が飛び出して、書いている僕自身がすごい勉強になりました。
後はイラストレータの山本さをんさん。専門外にも関わらず、本を読み込んだ上でイラストを描いていただきました。「ここにイラストを入れたい」「大きさはこのぐらい」というぐらいの、普通の人なら困ってしまうようなお願いにもバッチリ答えてくださいました。さをんさんのイラストのおかげで、難易度が半分ぐらいに感じますw
レビューアのVoluntas、小鷹さん、めんたねのこうじさん、阿南さんにも色々な指摘をいただきました。内容の構成とかはレビューからがらりと変わっていますが、そのおかげですっきりとした構成になったと思います。また、阿南さんには「単にタイプ別の説明だと分かりにくいので歴史上の人物の誰に例えたらいい?」と相談したところ、ずばずばっとリストアップしてくれました。NHKの大河ドラマとかぶったのは偶然です。むしろ大河ドラマのブームにあやかれるとうれしいなぁ、とちょっと思ったり。
それ以外にも、ピンポイントで、勉強会のハンドルネームに関する話題をεπιστημηさんにレビューしていただいたり、松田明さんに「独身のうちに・・・」というアドバイスを頂いたり、山口さんから情報収集術や、その他いろいろな気づきをもらったりしました。あ、そうそう、古家さんから教わった話題も一部書かせてもらっています。みなさん、ありがとうございます。
一番の功労者はもちろん、共著者のnomicoさんと、編集の野口さんです。お疲れ様でしたー。
今までの体験を元にして書いたということであれば、勉強会などで、僕を相手にしてくれたり、いじってくれたすべての人達にも感謝しなければならないと思います。
今後の展開
「Amazonキャンペーンをしないキャンペーン」をします。買って下さったすべての方々に何らかのプレゼントができたら、と思います。本書で使ったのに匹敵するほどの、有り余るボツ原稿とかに、うまいこと日の目を見せてあげられないかな、とか考えています。なので、買え控えは不要ですよー。詳細についてはしばしお待ちを。
あと、今回は「フレッシャー向け」と大きく舵を切り直したために、勉強会に関する「コスト削減とリターンの向上」などの、勉強会玄人どころか主催者向けの原稿が宙ぶらりんになっています。次の本として生かせるか、連動Webにカタチを変えて載せるか、まだ方向性は定まっていませんが、本書関連の話題には、しばらくつきあうことになると思います。せっかく多くの方々にご協力頂いて、すごい材料がそろったので、おいしく召し上がっていただくために料理するのは僕の責務ですよね。
もしよろしければ、本屋で見かけたら、手に取ってもらえたら、と思います。イラストの立ち読みだけでも構いませんので!