2010年09月03日

shibu.jpをSphinxでリニューアル

Screen shot 2010-09-03 at 7.26.05

shibu.jpのリニューアルを行いました。デザイン上は変わっていませんけどね。ようやく、出した本の情報を載せて、「僕の書いた本のタイトルはshibu.jpを見てください」と言えるようになりました。

このブログも、http://www.shibu.jpも、http://www.oswd.org/にあったテンプレートを利用させてもらっています。ブログの方も、このテンプレートのcssや画像を全部アップして、これに合うように、HTMLの構造やら、idやらclassやらを手で合わせていきました。結構手間かかった記憶があります。

今回のshibu.jpの方の改修は、ファイル一式をコピーして、Sphinxの新テーマを作ります。Sphinx-Users.jpにある、Sphinxのテーマの作成や、デフォルトのテーマなどを参考にしながら、layout.htmlを作っていきます。おおよその構造はlayout.htmlが定義してくれているので、それにあわせて、サイドバーとか特定の要素をそちらのブロックにコピペして、コンテンツが入る位置に決まったタグを配して・・・みたいな作業です。こっちの方が簡単。

今回の既存のテンプレートを使ったテーマ作成作業はsphinx-users.jpのコンテンツにしたいし、Pythonハッカソンのハンズオンとしてもやってみたいですね。見た目の良いウェブサイトが簡単にできますし、Sphinxであれば、コンテンツの追加も軽々。タグなしプレーンテキストだから、バージョン管理との相性はHTMLよりも上ですしね。shibu.jpのコンテンツはbitbucket上にも保管しています。テーマとか見てみたい方はどうぞ。

見るべきは、layout.htmlですね。40行目からのサイドバーブロックのマクロの中に、今まで使っていたガジェット類(画像表示、ブログ最新エントリー、アクセスカウンタ)のHTMLやらJSをコピーして入れ込んだのと、218〜250行目のbodyタグ内。とくにこの2箇所は、ダウンロードしたテンプレートが指定したclassやidをきちんと使うようにHTMLの構造を直していきます。Google Chromeの”Inspect Element"や、FirebugなどでHTMLの構造を比べながら直していきます。あと、Sphinxはオプションで左右のどちらでもサイドバーが出せるようになっていますが、デザインの都合上で、出す方のみを残しておきます。

HTMLオーサリングツールとしてのSphinx。いかがでしょうか?そろそろWEB+DBプレスあたりから取材が来てもおかしくないころ。

posted by しぶ at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - shibu.jpをSphinxでリニューアル このWebページのtweets

2010年08月28日

新しいKindleの日本語フォントは読みやすい

IMG_0303

新しいKindleが届きました!WiFiモデルのKindleです。発表直後に予約したら、発売日に合わせて発送してくれたのかな?今度のKindleの目玉は、日本語フォント。ということで、さっそく日本語を表示させてみたいと思います。あ、ちなみに、実家の無線LANの調子がいまいちなせいか、まだネットにはつながってません。たぶん、ウェブの閲覧はまだまだ厳しそうです。そっちの用途ならiPadの方がいいです。

日本語を表示するには日本語コンテンツを作る必要があります。Amazonでは、WordやHTMLなどをAZW形式に変換してくれるサービスがあるので、これを利用して作りたいと思います。選んだのは、昔自分で翻訳した、EUnitユーザガイドにします。

Screen shot 2010-08-27 at 15.24.02

これをコピペして、Wordに貼り付けました。Amazonでは下記の形式からの変換をサポートしています。まぁ、データ交換フォーマットとしてはWordが確実かな、と思ったのでこれで。2003形式(.doc)で保存しました。Erlang、JUnitなどがスペルミスで赤線が引かれているのはご愛敬。

Screen shot 2010-08-28 at 7.28.38
  • Microsoft Word (.doc)
  • Rich Text Format (.rtf)
  • HTML (.htm, .html) 画像も一緒にzipでOKなはず。
  • Text (.txt) documents
  • Mobi book
  • Word 2007(.docx) (実験的サポート)
  • PDF(初代Kindle向け。2世代目以降は直接読める。実験的サポート)

で、次に、@free.kindle.comのアドレスに貼り付けて送信します。各デバイスごとにアドレスが一つ割り振られているので、自分用のアドレスに送ります。しばらくすると、送信元のアドレスに、変換後のファイルへのリンクが載っているので、そこからダウンロードして、USBで繋いだKindleのdocumentsフォルダにコピーします。

Screen shot 2010-08-28 at 8.10.02

さっそく見てみましょう。iPhoneのカメラで撮ったので、いまいちみにくいかも。すみません。うまく伝わるといいのですが、かなり読みやすいです。

IMG_0304

もちろん、PDFと違って、フォントのスケーリングができます。間隔の調整とかもできます。これはでかくした時の例

IMG_0308

これが一番小さい文字の例。現物でみても、十分読めます。あと2周りぐらい小さくてもいいぐらい。でもまぁ、新聞のフォントも大きい時代なので、小さくてもいいという人はそんなにいないのかな?

IMG_0309

Text to Speechは残念ながら、日本語の部分は読んでくれませんでした。日本語を学習する外国人には売れないかも。もちろん、英語を勉強する日本人には最高のデバイスであることは間違いないですし、おまけ機能はおまけとして、まず読書にフォーカスする、そして、その部分で最高の体験を安い値段で提供するというKindleのコンセプトは個人的には大好きです。iPadも持っているし、KindleもGlobal Wirelessになった2、DXに続き3代目ですが(2は母親に譲って、英語の小説読書用に活用されてる)、このKindleは良いです。

昨日見せた人にも、好評で「小説は全部これで読みたい」という人もいました。片手で軽々持てるので、ちょっと混んでいる電車でも問題なし。あ、ちょっと筐体は先代のKindleよりは華奢な感じはします。今までのKindle持っている人ですら「買い換えたい」と言う人が何人もいて、このKindleの進化の方向性は正しいと思います。スペック上は地味だけどね。見ると欲しくなる魔力。電子ペーパーの紙っぽさ(コントラスト的に)も向上しました。まだ真っ白なコピー用紙とはいかないですが、わらばん紙から、古紙使っているコピー用紙レベルに進歩。書き換えはまだまだ速読に耐えうる速度ではないけれど、安くてそこそこ良いデバイスであれば欠点は急速に改善されるものなので、そこは心配してません。プラズマvs液晶みたいなもんですよね。

posted by しぶ at 08:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - 新しいKindleの日本語フォントは読みやすい このWebページのtweets

2010年08月08日

日本語でSphinxを使う時のストレスを減らす拡張機能

Umeboshi
Taken by mismisimos under CC BY-NC-SA

Sphinxで日本語を書くときに、日本語の途中で改行を入れると、そこに空欄の文字が入ってしまい、ブラウザで見るときにちょっと見た目が悪くなったりします。まぁ、これはSphinxのせいというよりも、ブラウザのせいですが。

あと、Sphinxというか、docutilsは欧米の言語を対象としている仕様のため、太字にしたり、インラインマークアップを使うときには前後にスペースが必要となります。レンダリング後もこのスペースが残ってしまうため、ブラウザで見るとやはり改行と同じ悪さをします。バックスラッシュというか円記号でエスケープしたスペースを挟めばなんとかなりますが、面倒ですよね?

ということで、軽く作ってみたSphinx拡張。テキストノード中の改行やら、テキストノード前後のスペースを削除します。ぱっと見はうまくいっているけど、どこかに悪影響がないかはよく分かってないけど。これをjapanesesupport.pyとか適当な名前で保存して、Sphinxのconf.pyのextensionsに"japanesesupport"を足してください。デフォルトでTrueだけど、この機能をon/offするオプションもあります。

extensions = ['sphinx.ext.todo', 'translation', 'japanesesupport']

japanesesupport_trunc_whitespace = True

翻訳の訳語置き換えとか、これとか、色々作って組み合わせて日本語サポートパッケージとしてまとめたいところ。

def trunc_whitespace(app, doctree, docname):
    from docutils.nodes import Text
    if not app.config.japanesesupport_trunc_whitespace:
        return
    for node in doctree.traverse(Text):
        newtext = node.astext()
        for c in "\n\r\t":
            newtext = newtext.replace(c, "")
        newtext = newtext.strip()
        node.parent.replace(node, Text(newtext))


def setup(app):
    app.add_config_value('japanesesupport_trunc_whitespace', True, True)
    app.connect("doctree-resolved", trunc_whitespace)
posted by しぶ at 14:20 | Comment(2) | TrackBack(0) | Python はてなブックマーク - 日本語でSphinxを使う時のストレスを減らす拡張機能 このWebページのtweets

2010年08月01日

LL TigerのLTでRuby on Python(仮)の発表してきました。

219f953

LL Tigerでライトニングトークスに参加してきました。今回はトーナメントの勝ち抜き方式で、今までのLTで見た中で技術的にハイレベルなプレゼンが数多く行われました。我らが"殺伐Python"は、残念ながら2回戦敗退でしたが、その負けた勝負も「言語実装者vs言語実装をだます人」という、刺激的すぎる対戦でした。柴田さんも、良い試合だったと言ってくれました。@moriyoshi, @ymotongpoo、お疲れ様でした!ちなみに写真は昼休み。「shibuya.jsやべぇよ、飲んで勢いでやろうぜ」的なw(清水川さん、写真ありがとうございます)

イベントとしては、並列の話がおもしろいなぁ・・と思いました。上から下まで、コードジェネレータ、DSL、トランスレート・・・さまざまな技術がないとできない世界。そういう言語の実装はやってみたいものの一つです。良い刺激を色々受けることができました。僕も最近は時間がなくて、自分の発表をするイベント、スタッフとして召還されたイベントしか参加してませんでしたが、今回は、発表がなかったとしても楽しめたと思います。

で、僕のプレゼンについて・・・資料だけでは分からない所も多いと思いますので、今回もしゃべり原稿を清書してブログを書こうと思います。初戦はこのプレゼンで勝ち抜けることができました。相手の方のプレゼンも、なかなかおもしろかったけど、あれが動画じゃなくて、実際のインタラクティブなデモだったらもっとギリギリの戦いになっていたと思います。

最初は、メタプログラミングRubyが出版されるのにかこつけて、Rubyとの対決色を出して「Rubyが実行できるんだからPythonの方がメタプログラミングは強力だぜ」みたいなプレゼンにしようかとも思って、調査機関Gに依頼して各言語のメタプログラミング需要を調査したりもしていたのですが、まぁ、そこまであおらなくても十分「Python変態すぐる」みたいなレベルには到達したと思うので、淡々とPythonの説明だけにしました。

slide01続きを読む
posted by しぶ at 09:57 | Comment(1) | TrackBack(0) | Python はてなブックマーク - LL TigerのLTでRuby on Python(仮)の発表してきました。 このWebページのtweets

2010年07月30日

Sphinx 1.0リリースパーティを開催しました!

Lego Sonic
Taken by Roomic Cube under CC-BY

先日、Sphinx 1.0リリースパーティを開催しました。元々、1.0は先月の頭には出そうな勢いだったので、大分前に計画をしていました。でも、なかなか1.0がリリースされないので「1.0プレパーティ?」「1.0b2パーティかな?」みたいな感じでとりあえず集まって飲みますか、という感じになっていましたが、偶然にもその日のうちに1.0がリリースされ、翻訳も1.0に合わせた更新を行い、乾杯をすることができました。Georg Brandl氏がSphinxのMLに「リリースしたよー」というメールを出したのは、PyPIにアップされてからちょっと経ってからなのですが、実にそのメールが出て(JST 17:46)から、20分後にリリースを祝って乾杯するという、リアルタイムな飲み会になりました。偶然すぎるw

それはそうと、この飲み会でやりたかったことが2つありました。Sphinx-Users.jpのウェブサイトは文字とスクリーンショットばかりで、裏の人がまったく見えないというか、人の体温を感じないサイトなんですよね。情報系サイトならそれでもいいのですが、やはりコミュニティとして、人の集まる場にしていきたいので、その人肌感覚というか、それをちょっと出したい、というのが一つ目。

それも兼ねて、もう一つやりたかったのは、リリース1.0に向けてのメッセージを発信するということ。それは、オープンソースの活動に一番必要なのはモチベーションであると思うからです。

できあがったのがこれです。

オープンソースでは、直接お金が稼げるわけではありません。「開発をやっていて楽しい」というものがなければ開発は続きません。ライセンスがどうのとか、そういうのは二の次で、やはりモチベーションが一番大事です。モチベーションがオープンソース界を支える通貨だとすれば、開発者に「ありがとう」というのは正当な経済活動と言えます。お世話になってますしね。ちなみに、このページのURLを英語のメーリングリストに投げたところ、開発に関わっている方がTwitterで紹介してくれて、メイン開発者のBirkenfeld氏と、エキスパートPythonプログラミングの著者のTarekがRTしてくれましたし、ちょうどさっき、Birkenfeld氏が「日本に行って君らと会いたいよ」というメールの返信をくれました。

お金以外のものがコミュニティ活動の経済原理だ、といのはThe Art of Community(洋書)でも言っていますし、モチベーションが大事というのは、IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」の肝となる部分でもあります。

みなさんは、お世話になっているソフトウェアの作者の人に、感謝の気持ちを伝えていますか?

ちなみに、トップの写真はネタになる→モチベーションアップから、ネタっぽい画像をチョイスしてみました。Sphinxとは無関係です。

posted by しぶ at 02:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Python はてなブックマーク - Sphinx 1.0リリースパーティを開催しました! このWebページのtweets

2010年06月28日

わたしの考えるウソクラウド


taken by Jo Peattie under CC BY-NC-SA

以前、「クラウドの定義がクラウド化」しているので・・・というブログエントリーを書きました。その後、いろんな人と話をしているのですが、「クラウドの定義がわからん」「これ本当にクラウド?」みたいな話も色々出るので、僕なりに「これはクラウドと名乗っているかもしれないけど、クラウドじゃないと思う」というのを形式知化してみます。

もちろん、僕の考えがすべてというわけではないし、まだ「クラウドとは何か?」というのを一本化しようという流れもないと思うので、みなさんも僕の意見が違うと思ったら、ご自分で「これが私の考えるクラウド」をブログか何かで表明されるといいと思います。

「弊社のクラウドサービスでは、サーバを1台から提供します」

マシンを1台から提供してくれるらしいです。OSも選べるらしいです。初期設定には2週間の期間と、初期設定費用がかかるらしいです。そんでもって、1週間ぐらいで変更に応じてもらえるそうな。

いや、それは単なるホスティングサービスでは?

イベント運営サイトで、予想以上にユーザ数が急激に増えて、予定していた台数では裁ききれない!という状況や、とてつもないバッチ作業が発生したときに、数百台並列させてぱっと1晩で終了させますよ、というのに対処できるのがクラウドのメリットだとすると、そのサービスではクラウドのメリットは享受できないです。きっと。

「弊社のクラウドサービスでは、どこからでもデータにアクセスできます」

何でも、データはサーバ上にあるから、家からでも、会社からでも、iPhoneからでも、Androidからでもアクセスできるそうですよ。便利ですね。サーバはサービス提供者のデータセンターに置くので、ユーザが各自準備しなくてもいいそうですよ。

いや、それって単なるウェブサービス

いにしえの、PerlのCGIで書かれたWikiWikiWebだって、データはサーバ上ですよ。ケータイからでもアクセスできます。でもね、それって別に特別なことじゃないと思います。クラウドになって、何か新しいメリットがあるのか?というと、まったく今まで通りです、という説明しかできないと思います。データセンターの運用代行も、別に前からあった話ですしね。

「弊社のクラウドサービスでは、様々なウェブサービスの連携ができます」

ウェブ上にある、いろんなサービスを組み合わせて、個人個人にあったサービスが提供されるそうです。なんだか未来的ですよね!いろんなページにばらばらにあった情報を一度に見られるんですから。

それって単なるマッシュアップでは?

サービスごとにシステム化して、APIを提供して、軽量のフロントエンドで組み合わせる。たとえば、こくちーずでは、イベントの開催場所の地図はGoogleマップです。地図情報の更新はopakenさんががんばらなくても、新しく開通した高速道路情報もばっちり反映されます。イベント関連のTwitter情報も表示できるようになりました。でも、これはAPIベースでサービスを組み合わせるという、Web2.0の考え方です。クラウドではないです。

クラウドのメリットは目には見えない

publickeyブログ経由で知った、MicrosoftのAzure関連のブログエントリーによると、クラウドのメリットは次の4点とのことです。

  • On/off batch job computing
  • quick start-up (with no need or money to build out a private data center
  • unpredictable bursting
  • predictable bursting

バッチのジョブ処理を大規模に行ったり止めたり。もしくは、データセンターを構築しないでも、すばやくサービスインする。予想外にユーザ数が増えても大丈夫。予想できるユーザ数の増加(その後の縮小)に関しても対処できる。そんなところですね。ちなみに、このメリットは、サービス提供者側の視点ですので、サービス利用者(サービスにお金を払う人)視点でメリットを整理すると、次の2点に集約されると思います。

  • いつでも落ちないサービス
  • いつでも速度が安定しているサービス

たとえ、サッカーのワールドカップでゴールを決めたり、新年あけましておめでとうの瞬間だったり、テレビで天空の城ラピュタが放送されて、例のシーンが放送されたとしても、ユーザ数の増加に応じてフロントエンドの数を増やして、許容量以上のアクセスが来ても落ちないようにしたり、それ以上にサービスの性能を維持したり・・・あるいは、大量のデータ処理が必要になっても、それに応じたマシンを利用すれば、データ量に限らず必ず定数時間で処理が終わりますよね?(作業が完全並列の場合)。そのためのインフラ技術の総称がクラウドなのかなぁ、というのが僕の理解です。プロビジョニングと分散DBの2つ(後者はサービスによってオプション)が鍵である、と思っています。

また、数台のマシンが落ちたり、ハードウェアが故障しても、サービスを止めずに、マシンを入れ替えたり・・・というのができるのも、特徴だと思います。ただ、どちらにしても、ユーザから見ると「落ちない、遅くならない」というだけの話ですよね?

なので、クラウドのメリットをユーザ視点で見ると、「ムーブメントは日本製です」という時計と同じようなものかと思います。サービスそのものの内容を規定するものではないと思っています。

プライベートクラウドはクラウドか?

社員数が5桁いるような会社があったとして、勤怠管理システム(朝、晩のみピーク)、社員食堂管理システム(お昼だけピーク)のようなサービスを仮想化し、付加に応じて処理するマシン数を変化させて、処理のスピードが落ちないようにする、というのを実現すれば、それはクラウドだと思います。社員が対象であれば、需要はある程度予想できるでしょう。まぁ、それ以上にプライベートクラウドを組んでメリットが出るには、相当大きな組織じゃないと見返りは少ないかもしれませんが・・・

ということで、

僕なりに考えをまとめてみました。最初にも書きましたが、現時点では、人によって色々な回答があると思います。これだけが正解ではないと思うので、色々他の方も表明してもらえるとうれしいです。僕としては、答えが欲しいのではなく、こういう議論がしてみたいな、というだけですので。

posted by しぶ at 20:12 | Comment(1) | TrackBack(0) | プログラミング はてなブックマーク - わたしの考えるウソクラウド このWebページのtweets

2010年05月26日

エキスパートPythonプログラミングできました!

DSC_0588

ゴールデンウィーク後が締め切りのところ、5/6の朝4時ごろまで(清水川さんはロスタイムまで)かかって、ぎりぎりまで修正したり、少しでもいい本にしようと4人でがんばって訳したエキスパートPythonプログラミングができあがりました!訳者およびレビューアの方々には先週末に届きました。正式に本に並ぶのは5/31の予定です。なお、アマゾンだと5/28になっているので、大型書店では今週にでも買えるのかも。

もう既に他の翻訳者の面々がブログに書いていたり、Twitterでがんがん書いていて、ちょいと出遅れましたが、僕も本の紹介をします。

日本語訳者による前書きを書いた(その後みんなで推敲)のですが、この本が良すぎて、書きたいことがふくれあがって増えすぎてしまったので、推敲に出す前にずばっと削除しました。削られた内容を中心にいろいろ加筆しつつ、本書のすばらしい部分を紹介していきます。

Pythonの最新の知識とその適切な使い方が身につく

今でこそ3系への移行ということで、大きな変化の真っ最中ですが、Pythonという言語そのものは後方互換性も高く、一度学んだ知識をアップデートしなくても、あまり不便を感じないですごすことができます。また、新しい文法というのは、たんなるシンタックスシュガーではなく、新しい開発のパラダイムを導入するようなものまであるため、使ってみると便利だけど二の足を踏んでいる、という人も多いと思います。そんな中、高度な文法に限定して、新しい知識を系統立ててきちんと学べる本というのは他の言語を見回してもそれほど見つかりません。

なかなかぱっとやりにくい(勇気のいる)、パッケージの開発、PyPIへのアップロードについても説明されています。gemがよくわからないので、誰かRubyの人で同じような本書いてくれないかな・・・

エンジニアとしての土台となる知識が身につく

開発プロセス、ドキュメントの書き方、ユニットテスト、プロファイリング、最適化など、言語によらないけど、きちんとした仕事をしていくには必要となる知識がつまっています。個人的にSphinxの翻訳とかコミュニティをやっていることもあり、ドキュメントの章にとても惹かれました。この本の翻訳に興味を持ったきっかけもここです。テクニカルドキュメントを書くための7つのコツはおすすめ。↓で10章は公開していますのでどうぞ。

Pythonの開発のライフサイクルを知ることができる

Pythonには開発のライフサイクルを支えるツールがたくさんあります。本書では、egg, PyPI, virtualenv, buildout, Sphinx, Mercurial, Tracなど、現在のPython界で良く使われるツール群の適切な使い方、連携の仕方が、ライフサイクルの各段階ときちんと呼応するように書かれています。単に文法に詳しい、というだけではなく、実践的な意味で「Pythonに精通している」と言えるような知識がまとめて手に入ります。

もしもタイトルを自由に選ぶことができるのであれば、「達人プログラマー」という言葉の入ったタイトルにしたいような内容になっています。

いい意味で突き抜けている

この本の最初はものすごくインストールの説明が丁寧です。Windows, Mac, Linuxについて、それぞれバイナリパッケージ、ソースコードからのインストールを説明をしていたりします。ですが、次の瞬間、「Pythonにあう開発環境はVimです」と、vimrcの解説が始まったりしますw

翻訳時にちょっと話題になった、「ウォーターフォールの開発プロセスは、分析→設計→TDD」というのは、日本的には???という感じかもしれません。TDDはアジャイルと同じ文脈で語られるので。でも、海外ではアジャイルがウォーターフォールよりもシェアが高くなっているという話もあるし、海外ではもうTDDはメジャーなのかもしれません。

日本語版の方が良い?

僕自身Python歴はそろそろ8〜9年ぐらいです。かなり書いて、そこそこPythonの知識には自信がありましたし、PyPIにアップロードとかもしていましたが、とくに開発ツールのベストプラクティスという意味ではかなり未経験な部分がこの本の中に数多くありました。また、共訳者の人たちの知識も豊富なため、さまざまな学びを得ることができました。日本語版オリジナルで、稲田さんが書かれた日本語の章もおすすめです。

なお、日本語版は対象バージョンを2.5系から2.6系にバージョンアップし、説明を更新しました。また、さまざまなサンプルコードなど、細かい部分まで間違いを修正したり、2.7以降の動きについても補足を加えたりして、原著を買った人にもお勧めしたい完成度になったと思います。原著者のTarekも、「日本語版の方が良い」というようなメッセージを寄せてくれました。

ポップ

池袋ジュンク堂のポップも書いてみました。日曜日にお店の方にお渡ししたので、ジュンク堂に並ぶ時にはこれもついているかも。あなたも今日から「蛇遣いエキスパート」というコンセプト?です。Pythonは蛇ではないけど。他の書店のポップも承りますので、もしポップがご入り用な書店の方はメールいただけたら、と思います。

DSC_0591

10章無料公開しています!

原著でもサンプルとしてこの章が無料公開されていますが、日本語版でも同じように公開できることになりました。ウェブ上でも読めますし、PDF、iPadで読めるePubファイルも公開しています。iPadを買われた方は、きっと何か使ってみたくなると思うので、ePubファイルをおすすめですよ?iPad読みやすそうです!(写真は@takabowのご協力によりゲットできました)

DSCF0335
posted by しぶ at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Python はてなブックマーク - エキスパートPythonプログラミングできました! このWebページのtweets

2010年05月01日

つまみぐい勉強法の店頭在庫が減っている模様です

つまみぐい勉強法売れています!

まだ先行発売期間で本格的な流通はまだですが、昨日池袋ジュンク堂に行ったら、残り1冊になってました。皆様どうもありがとうございます。書籍中のイラストをお願いしたやまもとさをんさんにポップの絵も描いてもらったのですが、前に並ぶ本が少ないとちょっぴり寂しいですw

池袋ジュンク堂では、おまけ冊子を付けて頂いているのですが、きちんと折って本のカタチにして挟み込まれていました。色々お手間をかけていただいてありがとうございます。買って頂いたお客様が喜んでもらえれば、お店も著者もHappyなので共同戦線です。冊子をご希望の方には少々お待ちいただいてしまいますが、本発売日の5月のGW空けにはもっと入荷する模様です。

あと、これとは別に、本を買っていただいた人方向けにもダウンロードコンテンツ準備しますので、少々お待ちください。

感想など

さっそく感想とかも色々届いています。@tetsu_mさんからも『 「つまみぐい勉強法」は業界で頑張る人への愛にあふれている』というエントリーを書いて頂きました。オープンセミナー2010@岡山で景品であたるみたいですよ!地方を元気にするというのもいつか取り組みたいテーマですが、その最前線の@tetsu_mさんからコメントをいただけてうれしいです。

(12:10追記)山口さんからブログのエントリーを頂きました。『IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」』読了

本文中でも、アイディアをもらった山口さんからも、昨日チャットをしながら色々感想をもらいましたので、抜粋します。

続きを読む
posted by しぶ at 11:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - つまみぐい勉強法の店頭在庫が減っている模様です このWebページのtweets

2010年04月23日

ぼちぼち『IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」』が本屋に並びはじめます。

studybookcover

昨年からぼちぼち書いていた技評の勉強本こと、IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」が、早いところでは来週あたりから本屋に並びはじめます。GWを挟んでしまうため、正式には5月7日発売となります。イラストを描いていただいた、さをんさんには先にブログで紹介頂いていますが「タイトルこそIT業界向けになっていますが、内容は分野問わず活用出来るものになっています」とコメント頂いています。ありがとうございます!ちなみに、さをんさんのイラストはこちらの業界でも評判で、イラストを見た数名の方から「もっとイラスト見たい」「少ない」との声もありますー。

どんな内容になったのか?

さて、紆余曲折ありましたが、最終的に本書がターゲットにしている人は、これからIT業界に入る人だったりとか、入って数年の人です。仕事で必要な範囲というのは大抵(イヤイヤでも)やると思いますが、そうでない部分も含めて積極的に勉強を楽しんだり、勉強会に参加したりという人になるのがゴールです。ということで、僕の知り合いの人はほとんど対象外というw なるべく流行に流されないような内容になるように心がけていますし、この境地に達した人たちから、新入社員に手渡して読んでもらう、と、そんな風に読んでもらえたら、というのが理想ですね。2〜3ヶ月の研修(大手の場合)が終わったタイミングとかで贈答用にどうぞ!

内容的には、自分から土日や祝日まで勉強会に参加して、会社の枠を超えて同業の人と積極的に交流したり、オープンソースで開発をしたり、イベントを主催したり、全力でIT業界を楽しんでいるような人たちをモデリングして、「実際、どういうことをしていけばそうなるのか?」「どのように時間を使っているのか?」などを解き明かした内容になっています。もちろん、解き明かすだけではなく、そのようになるための方法として、幅広くプラクティスの形にまとめて一冊の本にしました。

今活躍している人も、必ずしもエリート学生だったという人ばかりではありませんし、専門がITじゃなかった人も数多くいます。言葉としてはスキじゃないけど、「文系プログラマー」という言葉もありますが、元文系で大活躍していて、尊敬している人もたくさんいます。だから、今からでも遅くはないんです。50歳でも遅くはないことがとちぎRubyで証明されていますが、大切なのは、「楽しく勉強するということを知っているかどうか」です。中には、学生時代よりも本などにお金を使い、勉強も数倍一生懸命している、という人たちもたくさんいますよね?そのような人たちの技のエッセンスを言語化したのが「つまみぐい勉強法」です。

もちろん、目の前の仕事をおろそかにしては、勉強をいくらやっても発揮する場はありません。本書では、仕事をうまくこなすための学習(守りの学習法)と、自発的に行って行く学習(攻めの学習法)、そして、勉強会の3本の柱で構成されています。また、それらを補助するトピックとして、タイプ別の攻略法(偶然大河ドラマとかぶりましたが)と、家庭を持っている人の話しをまとめた章を追加しています。通常の学習書は、著者の成功パターン紹介なので、著者とウマが合うかどうかが問題になりますが、統計的に実績のあるエマジェネティックスをベースにして幅広くリーチできる方法を提案しています。また、家庭を持っている人が具体的にどう両立しているのか、アンケートを通じて集めた生の声をなるべくそのまま収録し、今まであまり語られてこなかった側面にも光をあてました。

謝辞

本書は、数多くの方々のご協力がなければ実現しませんでした。この場を借りてお礼申し上げます。

まずはのべ300人もの人からアンケートや直接のインタビューなどで様々な声をいただきました。勉強会にかける思い、家族への感謝のメッセージ、こうなりたい!という夢とか、さまざまです。残念ながら紙面の都合で入りきらなかった項目もたくさんあり、今後も機会を見つけて、業界発展のために活用させていただきたいと思っています。LINDさんをはじめ、多くの方々がアンケートの依頼のメールを多方面に転送してくれたり、オブジェクト倶楽部の事務局の永田さんのおかげで、想定以上の「声」が集まりました。ちなみに、ご協力者への献本の当選の発表は、商品の発送をもってかえさせていただいておりますのでご了承ください。現時点で連絡が行っていない方は(ry

次に、座談会というカタチで濃い話を3時間にもわたって繰り広げてくれた、吉岡さん、牛尾さん、懸田さん。どうもありがとうございます。ちなみに、この座談会の様子は書籍に収録しています。「DEC」とか「Alpha(CPUです)」とかの言葉も飛び出すような内容で、玄人な人にも楽しんでもらえると思います。そして、インタビューに快諾してくださった、咳さん、米澤さんにもお礼申し上げます。また、連動Webにも掲載させて頂いた、佐藤治夫さん、岡野さん、文殊堂さん(モン様)にも御礼申し上げます。インタビューなんかは、本書に入れられたのはごく一部で、幅広い話題が飛び出して、書いている僕自身がすごい勉強になりました。

後はイラストレータの山本さをんさん。専門外にも関わらず、本を読み込んだ上でイラストを描いていただきました。「ここにイラストを入れたい」「大きさはこのぐらい」というぐらいの、普通の人なら困ってしまうようなお願いにもバッチリ答えてくださいました。さをんさんのイラストのおかげで、難易度が半分ぐらいに感じますw

レビューアのVoluntas、小鷹さん、めんたねのこうじさん、阿南さんにも色々な指摘をいただきました。内容の構成とかはレビューからがらりと変わっていますが、そのおかげですっきりとした構成になったと思います。また、阿南さんには「単にタイプ別の説明だと分かりにくいので歴史上の人物の誰に例えたらいい?」と相談したところ、ずばずばっとリストアップしてくれました。NHKの大河ドラマとかぶったのは偶然です。むしろ大河ドラマのブームにあやかれるとうれしいなぁ、とちょっと思ったり。

それ以外にも、ピンポイントで、勉強会のハンドルネームに関する話題をεπιστημηさんにレビューしていただいたり、松田明さんに「独身のうちに・・・」というアドバイスを頂いたり、山口さんから情報収集術や、その他いろいろな気づきをもらったりしました。あ、そうそう、古家さんから教わった話題も一部書かせてもらっています。みなさん、ありがとうございます。

一番の功労者はもちろん、共著者のnomicoさんと、編集の野口さんです。お疲れ様でしたー。

今までの体験を元にして書いたということであれば、勉強会などで、僕を相手にしてくれたり、いじってくれたすべての人達にも感謝しなければならないと思います。

今後の展開

「Amazonキャンペーンをしないキャンペーン」をします。買って下さったすべての方々に何らかのプレゼントができたら、と思います。本書で使ったのに匹敵するほどの、有り余るボツ原稿とかに、うまいこと日の目を見せてあげられないかな、とか考えています。なので、買え控えは不要ですよー。詳細についてはしばしお待ちを。

あと、今回は「フレッシャー向け」と大きく舵を切り直したために、勉強会に関する「コスト削減とリターンの向上」などの、勉強会玄人どころか主催者向けの原稿が宙ぶらりんになっています。次の本として生かせるか、連動Webにカタチを変えて載せるか、まだ方向性は定まっていませんが、本書関連の話題には、しばらくつきあうことになると思います。せっかく多くの方々にご協力頂いて、すごい材料がそろったので、おいしく召し上がっていただくために料理するのは僕の責務ですよね。

もしよろしければ、本屋で見かけたら、手に取ってもらえたら、と思います。イラストの立ち読みだけでも構いませんので!

posted by しぶ at 08:36 | Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 はてなブックマーク - ぼちぼち『IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」』が本屋に並びはじめます。 このWebページのtweets

2010年04月22日

お店に学んだ、洋服の収納法

洗濯機スペース

最近は、iPadだ、新しいMacBookProだ、3Dテレビだ、と世間が騒がしいのですが、僕が真っ先に進めるガジェットはドラム式洗濯機です。

僕が使っているのは、10万円台の最廉価の日立製のドラム式。BD-V2というやつだけど、現行の後継機はこれかな?実家は他社製のドラム式だけど、それよりはこっちの方がいいです。エラーで止まることはないです。

ドラム式にすると

  • 乾燥まで全部お任せ。しわ無くからっと仕上がる。
  • 天気を気にしたり、昼間に家にいなきゃ、ということが不要
  • 静かなので、横でご飯食べてても気にならないし、夜間でも「ナイトモード」で回すことも可能

というぐあいです。そして、何より、洗濯機の上の空間が使えるので、洗濯したまま、そのまま収納してしまう、というのをやっています。IKEAの組み立て家具を上に組んで、洗った物をそのまま収納しています。

Tシャツとか、Yシャツとか、そういうのはすべてお店で畳んで重ねられている状態でしまっています。選びやすいし、何より場所を取らない。下着、靴下類はカゴに。タオルは、IKEAで筒状にしてお店に並んでいたので、それを真似て、クルクル巻いて積んでいます。片付けは得意な方じゃないけど、途中で積んでおく場所すらないぐらい、洗った場所としまう場所を接近させると、散らかるスキもないです。

というぐあいで、忙しいIT技術者(特に一人暮らし)の人こそ、まずは洗濯機に投資すべき!一方、うちの14インチのブラウン管のアナログテレビは、停波の瞬間を見守るべく、今も元気に動いています。

posted by しぶ at 08:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 はてなブックマーク - お店に学んだ、洋服の収納法 このWebページのtweets
検索ボックス
検索語句

読書記録

Counter

Profile by iddy

www.flickr.com
This is a Flickr badge showing public photos and videos from shibukawa.yoshiki. Make your own badge here.
<< 2010年09月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリ
過去ログ
Powered by さくらのブログ